ひと言でイラストマップと言っても、その用途や描き方でさまざまの種類に分類されます。

法律などで規制があるわけではありませんが、希望する用途のマップに最適なデザインというものは存在し、ただ「個性的だから」だとか「おしゃら」だからだとかいう理由で変わった形のマップを作ってしまうと、デザインが不評を買うだけでなく、使いにくかったり正しくナビゲートできなかったりしてしまいます。

まずは、イラストマップにはどんなものがあるのかを理解してから、マップのデザインを考えて行きましょう。


用途とデザイン イラストマップの分け方


用途別で分類する


イラストマップは、住宅地図などと違って用途を限定して作られるものがほとんど。

身近なものからめったに目にしないものまで、イラストマップはこんな用途に使われています。


▼ アクセスマップ


目的地へと誘導してくれるナビゲーションマップがアクセスマップ。

商業施設やイベントの紹介では欠かせない存在ですが、あくまでも道案内がメインですから、デザイン的に個性的なものはあっても、情報や形態が得意調的なものはほとんどないマップです。


▼ エリアマップ


イラストマップの王道とも言えるのがエリアマップで、マップの90%はエリアマップと言っても存在。

特定の地域を紹介するために作られ、紹介する目的に合わせて、商店街マップロケ地マップ観光マップ園内図フロアマップなどなど、多様な種類に分類されます。

特定の地域の危険度を地図化したハザードマップも、やはりエリアマップに分類されてしまいます。


▼ 空想マップ


最近流行りの架空の街のマップを作る空想マップは、決して遊びの生だけに存在するわけではありません。

2020年の東京オリンピックの予想図や、地域の再開発の完成予定図などは、対象地域はある程度決まってはいても、イラストマップとして描かれる地域は自体が空想の産物で、遠くに見える景色も空想で描かれたとすれば、エリアなどにはとらわれない、まさに夢の世界の地図と言うことになります。


デザイン手法で分類する


用途とは正反対に、そのマップをいかに魅力的に見せるかという観点から、イラストマップのデザインの仕方で分類することもできます。


▼ ポイントマップ


特定の場所を極端にデフォルメして描く手法で、デザイン性の強いアクセスマップがこのジャンルの代表格。

ティーカップの中に描いて見たり肉球に描いて見たりと、何かの中にデザインするという手法もよく使われます。


▼ コラージュマップ


用途においてエリアマップが王道というのなら、デザイン手法においてはコラージュでデザインされたマップがNO1でしょう。

もちろん、コラージュと言ってもただ飾りつけたと言うことではなく、観光地を紹介するために写真を配置したり、商店街を紹介するためにお店のイラストを並べたりするタイプのことです。


▼ デザインマップ


地図としてよりデザインとして描かれるマップで、店舗の表のデザインが「実は地図になっていた」というようなタイプのマップ。

地図としての有用性をほとんど考えずにデザインされていすので、ともかくおしゃれです。


▼ 解説マップ


ご当地B級グルメマップのように、何かを紹介するときに作られる、解説や紹介部分が大部分をしめるマップがこのタイプ。

対象地域が広い場合などは、個別情報にアクセスマップが小さく描かれているだけだったりして、見た目はほとんどパンフレットやカタログのようなタイプです。