あるお仕事サイトに、「地図作成のコツ」と言うコラムが載っていました。

そのコラムの最初の項目が、「目的地を上に表示しよう」という一節。

気にせずに読んでしまうと、なんだか正しいことを言っているように思えますが、実はコレ、根本的に地図を理解していない一言といえます。


目的に合わせて地図の描き方はいろいろ


いろいろな地図があることを理解することがマップ作りの第一歩


「目的地を上に表示する」という設定は、目的地へ向かうためのルートマップであれば正しいのですが、観光マップロケ地マップなどの、その地域全体を紹介する目的で作られた地図には、目的地という物自体がありません。

これは、遊園地の園内図やイベント会場の会場マップなどにも言えることで、目的地という考え方は、地図を作る上では最重要な要素ではないんです。


小学校の時に地図帳で遊んだことありませんか?


本格的に地図に触れるのは、殆どの人が小学校の時。

初めて見た地図帳には、目的地が記載されているわけでもなければ、その街に関しての解説文が載っているわけでもありません。

ただ、日本や都道府県の地形を描いた地図が載っているだけで、その地図をどう活用するかは、先生や授業の内容次第。

私などは、地図の中からおもしろ地名などを探して楽しんでいましたが、それだって地図の楽しみ方の一つです。


イラストマップは、活用しやすいようにわかりやすく描いた地図のこと


幾つかの辞書を見てみましたが、地図の定義は「一定の地域を平面図で表したのも」というのような解説がほとんどでした。

そう、地図は特定の場所を客観的に描いただけの図でしかなく、それをどう活用するかは見ている人次第。

☓☓地図や○○マップというものは、その地図をどのように活用して欲しいのかを明確にするために編集を施したものということができます。

つまり、活用の仕方に合わせたいろいろな地図の描き方があり、その時に「わかりやすく」表現したものがイラストマップなのです。

ですから、イラストマップには必ずイラストが描かれているとは限らず、写真のみで地図を飾ることで表現されたものもあれば、地図上に詳細に解説が書き込まれたタイプのものも存在します。

イラストマップは、あなたがマップを使う人に伝えたい内容を、できるだけわかりやすく作ったモノ。

それがイラストマップです。